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VELVET UNDERGROUND
もはや俺の人生の中の一部とまで言い切ってしまうぐらいハマる通称ヴェルヴェッツ。商業画家から一気にポップアートの寵児としてのし上がったアンディウォーホルが自作の映画に出演させるため発掘、プロモートした1st以降ノータッチで商業的には当時全くヒットしなかったが、その「ノイジーさカワイさロックさ」を紙一重にパックさせた空気で根強いファン層を勝ち取り続け今に至る。NIRVANAやSONIC YOUTH、MY BLOODY BALENTINE他グランジ系に人気だが、1stにも見られる独特の「カワイイ雰囲気」が好きなファンも多い。言うことナシの1st、ジョンケイルとルーの意志がぶつかりあった2nd、新加入のダグユールが頭からCandy saysでやってくれた3rd、Who loves the sun、Rock'n rollなど見逃せない4th。さらにライブアルバムとVU、ANOTHER VIEWなど佳作&マスト曲が詰まった解散後のアルバムも見逃せない。またVUトリビュートという日本(ZOOBOMBS他)&海外(ジムオルーク他)参加のトリビュートも、既存のトリビュートの概念「本作よりはショボい」をものの見事に払拭してしまったヤバアルバム、しかも2枚組。俺はBOXセットも含め全部持ってます…海賊版CD二・三枚、海賊版ビデオまで…

THE BEATLES
「1」などの平和で無害なイメージばかりが先行してしまい一般にはお手本バンドとして君臨するビートルズだが、全員ジャンキーだけあってヤバげな歌もたくさん残してある。60'sフラワームーブメントを牽引するが如くLSDからドップリ浸かった「REVORVER」から「sgt PEPPERS〜」「MAGICAL MISTRY TOUR」の流れにはそれが脈々と受け継がれており、手法的には当時としては圧倒的に新発明なテープ逆回転再生、ドラッグを連想させる詩、変調、急激なテンポチェンジなどがあからさまに「非現実」(現代としてはそうでもないかもしれないが)。BBCラジオが流すのを禁止した曲も多い(当時は多かった)。また途中からインドに行き開眼したがった時期も挟むので、ネタもL→クサ→S→コカイン→ヘロインと黒い(ある意味白い)五段活用を遂げる。「WHITE ALBUM(通称)」に見られる退廃的なムードには、もはやピースフルなイメージはない。「死にたい」「疲れた」と訴えるジョン、「道の真ん中でやろうぜ(何を)」と呼びかけるポールの歌等にはグランジ〜オルタナティブロックに通じているともいえる。よく当時の世間が付いて来れたな、と言わんばかりの劇的な変化を毎回アルバムでみせていた。

Jimi Hendrix
左利きの伝説のギタリスト。R&B(ブルースをもっと大衆的にしたもの)全盛の時代、R&Bからロックに繋げたのではなく、あえてブルースにこだわり、黒人ミュージシャンの誰もが目を付けなかったロックを追加し加速。ギターに火をつけたり足で弾いたりとライブパフォーマンスばかりが注目されがちだが、神髄はブルース,ロック,ドラッグに裏打ちされたメロディにこそある。泣ける、というか聴いてて一緒に顔も歪んじゃう。こいつの曲解った時、耳がレベルアップした気になったね。オーバードーズでアホな死に方したのもイイ。ちなみに全アルバム所持。


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